ま~も
秋の季語に「蚯蚓鳴く」というものがあるが、現在では、これはケラの鳴き声を誤ったものであると理解するのが一般である。ただし、1940年代、ドイツの研究者が、ミミズは声を持っているとの研究結果を発表したことがあるとのことである。
日本の俗信に、「ミミズに小便をかけると陰茎が腫れる。」というものがあるが、中国の『本草綱目』にも、これを連想させる記載がある。しかし、両者の伝える内容には重要な相違もみられ、互いに独立した伝承である可能性も否定し得ない。
「水色」とは,「水の色」のことではなく,「水で薄めた色」のことであるという記事があった。しかし,藍染の濃淡は,染め重ねる回数を調整することによって作り出す。薄い色を作るにあたり,水で薄めるという発想はないと考えてよさそうである。
痴漢冤罪回避マニュアルと称するコピペが,ネットを賑わしたことがあった。しかし,このマニュアルは,法律的にみて,明らかな誤りを含む。 貴方(身分証を提示、名刺を渡す) 「私は痴漢ではありませんし、住所・氏名を明らかにしました。 刑事訴訟法217条…
未婚者は濃色の袴、既婚者は緋色の袴を用いるが、巫女は、神と結婚しているため既婚者用の緋色の袴を用いるという説がある。しかし、未婚者は濃袴、既婚者は緋袴という原則があるのか疑わしいし、そもそも巫女が緋袴を用いるという慣行にも疑問がある。
お役所では「見え消し」という単語を使う。古文書学などでは「見せ消ち」という言い方をする。「見せ消ち」から「見え消し」が生じたと考えるのが自然であろうが、なぜ「見せ消し」ではなく「見え消し」となったのであろうか。