2006-01-21 或書曰 - 三保忠夫『数え方の日本史』 言語 あ~お 三保忠夫『数え方の日本史』(歴史文化ライブラリー)*1には,ウサギの数え方について,以下の趣旨の記載がある。 中世の故実書や近世の書札礼などには,ウサギを「一羽二羽」と数えた例が見られない(174頁)。 ウサギを「一羽二羽」と数える言い方は,文字を持たない庶民層のものであり,地方の生活語であったのではないか(176頁)。 明治初期,愛玩用のウサギの飼育がブームになった際の新聞記事をみると,「一羽二羽」という数え方が一般的に用いられている(183頁)。 *1:数え方の日本史 / 三保忠夫 / 吉川弘文館 , 2006.3 (歴史文化ライブラリー ; 210):数え方の日本史 (歴史文化ライブラリー) [ 三保忠夫 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 語学・学習参考書 > 語学学習 > 日本語ショップ: 楽天ブックス価格: 1,836円