或書曰 - 三保忠夫『数え方の日本史』

三保忠夫『数え方の日本史』(歴史文化ライブラリー)*1には,ウサギの数え方について,以下の趣旨の記載がある。

  • 中世の故実書や近世の書札礼などには,ウサギを「一羽二羽」と数えた例が見られない(174頁)。
  • ウサギを「一羽二羽」と数える言い方は,文字を持たない庶民層のものであり,地方の生活語であったのではないか(176頁)。
  • 明治初期,愛玩用のウサギの飼育がブームになった際の新聞記事をみると,「一羽二羽」という数え方が一般的に用いられている(183頁)。

*1:数え方の日本史 / 三保忠夫 / 吉川弘文館 , 2006.3 (歴史文化ライブラリー ; 210):

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